2018年 新年のご挨拶とお年玉【お買い得カメラ情報&iPhoneでもいい感じの写真を撮るには?】
”シュウカツ”のあれこれに囚われず、高らかにカバンを放り投げる図。
新年のご挨拶
やや出遅れてしまいましたが、あけましておめでとうございます!
こちらのブログはまだ始めてから一か月も経っていませんが、2018年も継続して更新していきたいと思います。
2017年は写真をちゃんと撮り始めて最初の年で、毎週土日のどちらかは撮影に行っており、ワークショップを開いたり、写真の展示会に出させていただいたりと活動の幅を広げられた年でした。
終盤はなんのために写真を撮って、どうしていきたいのか、など写真の哲学的なところで考えがつまったりもしていましたが、今後も何のために、という所は常に考えつつ活動を続けて行けたらと思いますので応援していただければ幸いです。
2018年は2017年以上に実りのあるものにしていきたいと思いますので本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今日はお年玉、という事で今お買い得なカメラ情報とiPhoneでもいい感じに撮るには、ということについて少し書いてみたいと思います。
お買い得カメラ情報
今まで具体的な機種の紹介はあまりしてきませんでしたが、今日は個人的におすすめのカメラ情報を載せてみたいと思います。
ずばり、今回ご紹介したいのは、FujifilmのX-T20という機種。
この機種、何がいいのかというと、
1.コスパがよい
高い画質と機能
こちらのカメラ、本体価格85,000円(レンズとセットでも11万円ほど)で14~15万円の富士フィルム最上位機種と同じ画質・ほぼ同じ機能を持っています。
いまいちピンと来ないかもしれないですし、10万円て高すぎる…という方もいるかもしれませんが、これはなかなかすごいです。
富士フィルムは今とても勢いのあるメーカーで、デジタルなのにフィルムのような質感の写真が撮れるという事でアマチュアだけでなくプロの間でも話題になっているカメラです。
プロで富士フィルムを使われている方はたいてい上位機種のX-Pro2やX-T2という機種を使っているのですが、こちらのカメラはそれらとほぼ同等の機能(もしくはそれ以上の機能)・画質を備えているのです。
なぜそのようなことになっているのかと言えば、単純にX-T20の方がX-Pro2やX-T2よりも後に発売されたため、改善要望点をX-T20に反映させているから。そして価格が安い理由は、X-T20では防塵防滴や本体の剛性といった所をやや抑えているから。
4K動画も!
こちらのカメラ、小さいながらもなんと4K動画を撮ることも出来ます。意外と4Kで撮れるカメラってまだ多くはなくて、そんな中、富士フィルムのフィルムっぽい色再現もそのままに4Kで動画を撮ることが出来る。これもすごいことです。
ちなみに買う時は・・・
ちなみにカメラを初めて買うなら
XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
というレンズが付いたレンズキット
+XF35mmF2 R WR
という単焦点レンズがおすすめ。
なぜなら、XF18-55mmF2.8-4 R LM OISはズームレンズですが、非常に画質が良く、後で追加購入するよりも先に買った方が大分安いから。
XF35mmF2 R WRに関しては、やはり一眼タイプのカメラを使うなら単焦点レンズ(ズームでないもの)を使ってもらわないとなかなか良さが分からないから、というのがあります。このレンズは大体人の目と同じくらいの画角といわれ、自然な、それでいて大きなボケのある写真が撮れるからです。
・・・詳しいことは直接コメントなどでお問い合わせください。笑
ちなみに下のサービスステーションで、購入前に無料で(!)レンズと本体のレンタルが出来ます。これもすごい!!!
ちなみに私もこれで過去2回レンタルしたことがあります。
あ、利用される際は身分証明書をお忘れなく。笑
2.スマホカメラのようにタッチパネルでも撮影できる
二つ目はタッチパネル。これについては詳細は省きますが、それまでスマホでしか写真を撮ったことがないという人にとって、ファインダーをのぞきながら撮る、というのはなかなか難しい行為だったりもします。
そこではじめはスマホのような撮影感でも撮れる、というのが案外大事だったりもするわけです。
このあたりのことはこちらの過去記事にも少し書いてるのでよければ読んでみてください。
ちなみにタッチパネルで撮るというのは何も初心者に限った話ではなくて、ポートレートなんかだと特に多いのですが、直接大きなカメラを向けるとモデルさんも緊張してしまう、というのがあるので、目線より下から自然体を撮る、という時にも背面モニターでのタッチパネル撮影というのはしばしば行われることです。
さらにこのカメラではチルト液晶といって、画面の向きを変えることも出来るので、高いところからの撮影やローアングルの撮影なんかもお手の物です。
そのあたりのこともやろうと思えばできてしまうポテンシャルの持ち主。
(上位機種といえどタッチパネルの後付けは出来ませんからね。)
3.撮ってすぐにスマホに送れる
3つ目はスマホとの連携です。SNS全盛といわれるこのご時世、撮ったものをすぐにSNSにアップできなければ全然ダメ、なんて声もあります。
でも安心してください。このカメラにはちゃんとスマホに写真をすぐ送れる機能が付いています。
ちなみにスマホをシャッター代わりにして、集合写真を撮影、なんてこともできるので、セルフタイマー以外でのこうした撮影もできます。
4.おしゃれ
最後、えっと、見た目が何というかおしゃれです。笑
撮影するにはあまり関係ないことのようですが、以前の記事で書いたように、撮影する時に「持っていきたくなるか」、「撮りたくなるか」というのは非常に大事な要素です。
見た目がおしゃれでフィルムカメラみたいなこの機種は、そんなニーズにもこたえてくれることでしょう。
お買い得!
X-T20について紹介してみましたが、こちらのカメラ、今はキャッシュバックキャンペーンをやっているので買うなら今がチャンスです!
あ、別に回し者じゃないですし、僕自身も非常に購入を迷っている一人でもあるので書いてみました。笑
僕自身は買ってしまう気がしています。笑
iPhoneでもいい感じの写真を撮るには?
さて、とはいえカメラは高いし持っていくのが面倒だ、という声も聞こえてきます。そこで非常に簡単にですが、iPhoneなどでもいい写真を撮るには、という事についてちょっとだけ書いてみます。(ここではiPhone使用、ということで書いてますが、一般的な構図の話でもあるので別に他のスマートフォンやコンパクトカメラでもいいです!)
ずばり、グリッド線を利用しよう!
先に答えを書いてしまいましたが、グリッド線を活用してみよう、です。!グリッド線はこれです!↓↓
この縦に入ってる線のことです。iPhone7plusではこんな感じでカメラの設定画面から表示させることが出来ます。
そして、これの使い方はというと・・・
この「赤丸のところに被写体をおけ!」
です!! (ちゃんともっと詳しく知りたい方は3分割法、3分割構図などで検索してみるとよいかと思います。)
ではどのようにするのかというと、下のような感じで使います。
これは冒頭の画像にグリッド線をかぶせたものですが、線と線の交点(赤丸の部分)に被写体、カバンが来ていますね?この4つの〇のところに被写体が来るようにする訳です。
今度はトリミングして被写体の顔をド真ん中にしたもの。いわゆる初心者がやりがちななんでも真ん中に被写体を置く「日の丸構図」、ってやつですね。
ただ、この場合はカバン、顔のラインが対角線のようにまっすぐ線を形成しているので、これはこれで悪くはない感じはしますね。こういうのは「対角線構図」なんて言ったりします。
4つの〇のうちの二つを斜めにつなぐ線=対角線、という事でこれも応用技といえます。
下の例ではどうでしょうか?
同じ画像から切り出したものです。
どうでしょう?どちらがいいでしょうか?
これらの画像にグリッド線をあてがうと下のようになります。
上の日の丸構図の方も悪くはないですが、顔もかなり上の方に来てしまっていますし、何が主題かよく分からない写真になっています。
それに対して下の画像ように4つの〇を活用してやると、海の雰囲気や、浜辺をさっそうと歩く雰囲気というのが出せているのではないでしょうか?
では最後に、下の例ではどうでしょうか?またまた同じ画像からの切り出しです。
この例ではどうでしょうか?どちらが好みでしょうか?
個人的な好みもあるでしょうが、上の方がなんとなくおさまりはいいような感じがしませんか?
下の画像の方にグリッドをあてがうと下のようになります。
この例では、被写体の女性を主題とした場合、グリッドを活用すると確かにこのようになるのですが、この写真の場合、背景のランドマークタワーなどの夜景もそれなりに存在感を持っています。
主題とは言えないまでも副主題くらいになっているように感じられると思います。切り出した方の写真のなんとなくおさまりの悪い感じのする原因は、まんなかにランドマークタワーが来ていて、右端の方に観覧車などが写っている、その割に左下はただ黒くなっていることによる主題、副主題のバランスの乱れであると思います。
その点上の写真は構図的にはほぼ日の丸構図ですが、背景に負けないインパクトを残したいという意味で被写体を真ん中に置くのは表現としてはまっとうで、別に日の丸構図が悪い、という事ではないという事がお分かりいただけるのではないでしょうか?
バランスが大事!
グリッド線について、いかがでしたでしょうか?今までそんなことは特に気にせず撮っていた、という方が多いのではないでしょうか?
もちろん、例に示した通り「日の丸構図」が適している場合も多々ありますし、僕も普通に使います。
ただ、知ってて使うのと知らないで使うのには大きな差があるわけです。そして構図はここに紹介したもの以外にもたくさんありますし、構図、なんてつかない型破りな良い写真だってあるでしょう。
是非グリッド線を活用してみて、そういったものを見つけて見てください!そしてよければシェアしてください。笑
iPhoneなどのカメラの場合は・・・
さて、上のサンプルの画像では僕が一眼レフで撮った画像を使ってしまっているので、iPhoneだとこんなに背景ボケません。笑
ではどうすればいいのか、というと、方法は二つ。
「被写体と背景の距離を離す」
「被写体に近づく」
です。
一般的に背景をぼかすには、ピントを合わせたいものと背景との距離を離すと大きくぼかすことが出来ます。被写体に近づくとボケるのも、被写体との距離と背景との距離に差が大きくなるからです。
例をお見せします。まずは、背景と被写体との距離を離していないものの例。カメラは僕のiPhone7plusです。
(被写体がこんなものですいませんw)
あまりボケていないですね。
では、被写体と背景を離した場合。
どうでしょう?さっきより背景のカーテンがぼけているでしょう???
では、背景と被写体を離して、なおかつ被写体に近づくとどうなるか?
どうでしょう?一眼レフで撮ったのではないかと見紛うまでのボケ!スマホカメラでもやろうと思えばここまでぼかせるわけです。
ちなみに最後の例では、カメラと被写体の距離は10㎝ないくらいです。
最後に
今回は新年のご挨拶と共にカメラ情報と構図の話でした。いかがでしたでしょうか?
何か有益な情報をご提供できていれば嬉しいです。
今年度もこんな感じで色々書いていこうと思うのでよろしくお願いいたします!(^O^)
石上遼