ryo_ishigamiの日記

写真についての記事や、日々考えたこと感じたことの記録

ずばり、「いいかんじ」な写真を撮るには?

 

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久しぶりのいんすたぐらむ。。。朝日に向かっていく様子が印象的。#工事現場の人 #工事 #fieldworker #fieldworker_in_japan #総持寺 #鶴見 #大本山総持寺 #snapshot #snap #スナップ

 

 

今回の記事について

こんばんは、なかなか更新が出来ておりませんいしがみです。

なかなかちゃんと書こうと思うとまとまった時間が取れず……

なので今回はもう少し気楽に書いてみます。(結局まぁまぁ長めになってしまった・・・)

お題はやっぱりよく聞かれる「社会人になってカメラ買ったけどなんかイマイチ。どうすればいい?」について。

はじめに結論書いちゃいます。笑

どうすればいいか、単焦点レンズを買いましょう!

イマイチな原因

ずばり言いましょう、それはおそらく買った時について来たズームレンズを使っているから!!

…だいぶ乱暴ですが、大抵の人の場合原因はこれです。

買った時のズームレンズが悪いと言っている訳ではありませんが、このズームレンズで「いいかんじ」に撮るにはそれなりに知識や技術が必要だったりするわけです。

なぜならこのズームレンズは大抵のものをソツなくなんでも撮れる便利レンズだからです。

つまり、面白くはない写真、が撮れてしまうわけです。

 

なぜ面白くない?

これも一言で言いましょう、多くの人がカメラに期待する「ボケ」を作りづらいからです。

づらい、と書いたのは、知識や技術があればそれも可能だからですが、その辺は今回は置いときます。

この辺の過去記事の最後の方に少しだけボケについて書いたところがあるのでそれを読んでみるといいかも。

ryo-ishigami.hatenablog.com

そしてなぜボケづらいのかと言えば、そのズームレンズの「開放F値」が大きいからです。

 「開放F値」ってなんぞや?についてのちゃんとした解説はまた今度にするとして、例えばCanonではじめについてくることの多いこのズームレンズ

EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM 

こちらのレンズの場合、開放F値は18mmの時は3.5、55mmの時は5.6、といった具合になります。

これだけだとよくわからないかもですね。

 なので今回は別に開放F値がなんだかわからなくてもいいです。笑

ただ、この開放F値が小さいレンズほどぼかしやすいんだな、という風には思っていてください。

 

「いいかんじ」にするには単焦点レンズをつかおう!

ここではじめに書いた結論につながります。

開放F値がなんだかわからなくても、被写体以外がボケた、いい感じの写真を撮るには、「単焦点レンズ」をつかいましょう!

単焦点レンズ」とは「焦点」が「単=ひとつ」、つまりズームできないレンズになるわけですが、ズームできないなんて不便じゃないか、とお思いかもしれません。

ですが、この単焦点レンズには補って余りある長所がいくつかあります。

長所1:ぼける&画質がいい

ひとまずはこれに尽きると思います。単焦点はズームができない代わりに開放F値が小さくなっています。大抵入門用の単焦点ではF1.8のものが多いです。

 では実際にF1.8とF5.6ではどのくらい違うのか、というのを見ていただきましょう。

 

【50㎜ F5.6】

【50㎜ F1.8】

いかがでしょう?上の写真の方がF5.6、下の写真はF1.8で撮影されています。後ろの本棚のボケ具合とか、結構違うのが分かると思います。

長所2:暗いところでも撮りやすい

先ほどのズームの開放が3.5とか5.6だったのをみると、だいぶ小さいですね。

これ、どのくらい違うのかというと、カメラの感度(ISO、って数値で表します)とシャッタースピードが一緒だった場合、カメラのセンサーに当たる光の量が3.5だと4倍、5.6だと10倍になる計算です。(計算式はここでは省きます)

 上の写真の例で言うと、感度はそれぞれ640と6400で、シャッタースピードはどちらも1/100なので、仮に感度を一緒にすると、F5.6の方は1/10という事になります。

1/10では写真がぶれてしまいますね。

よく最初についてくるズームレンズで撮っている人で、「一眼レフは暗いところでブレる」と思っている人は、このシャッタースピードが遅いのが原因です。

ちなみに、スマートフォンの写真て、結構ぶれないと思うんですが、それはなぜかというと、実は例えばiPhoneのカメラの場合、F1.8のレンズと手振れ補正がついているからなのです!

これによってiPhoneはあまり感度を上げなくてもブレずに綺麗な写真を撮ることが出来るようになっているわけです。

(高感度にするとざらざらした映像になるのはなんとなく分かりますよね?動物の生態なんかを追う時に夜中の超高感度カメラ映像なんて見たことあると思いますが、ざらざらしてますよね?)

 

では何を買えばいいのか?

単焦点レンズのメリットをおおまかに書いてみましたが、じゃあ何を買えばいいのか?という疑問に対して、各カメラメーカーごとに見ていきたいと思います。

ちなみに、使っているカメラによって、使用できるレンズが違うので、必ず買う前に自分の持っているカメラにそのレンズが対応しているのかを確認してください!

この後の説明は、キヤノンニコンはセンサーサイズがAPS-Cサイズ、オリンパスPanasonicマイクロフォーサーズサイズであるという想定で書いてます。もしセンサーサイズって何ぞや?自分のカメラは?という方は、Googleで調べて不安だったら店員さんに聞いてみてください。笑

もっと言うとこのサイトでレンズとカメラを指定して検索ができるので、自分の持っているカメラと、買おうとしているレンズでどんな写真が撮れるのか、是非見てみてください!

photohito.com

キヤノン一眼レフの方

キヤノンを使っている方の場合は、このどれかがおすすめです!

キヤノン:EF50mm F1.8 STM|概要

・特徴:とにかくボケを楽しみたいならコレ!、安い、この中では一番大きい

キヤノン:EF40mm F2.8 STM|概要

・特徴:少し広い範囲を写せる、軽い

キヤノン:EF-S24mm F2.8 STM 特長紹介

・特徴:普段使いに便利な広角系レンズ、軽い、安い、そんなにボケない、フルサイズでは使えない*1

 

50㎜の方はポートレートなんかを撮るのにちょうどいい感じで、40㎜の方は50㎜の方よりさらに小型なので、散歩しながら撮るにはこちらもいいかもしれません。24㎜の方はさらに広角なので、カフェなどでおしゃれな写真を撮るにはこれが一番使いやすいかも?

50㎜の方がボケやすい代わりに、入門用の一眼レフだと、焦点距離が50㎜×1.6=80㎜となり((キヤノンニコンの場合入門用一眼レフではAPS-Cというセンサーサイズが使用されています。このAPS-Cというセンサーサイズのカメラの場合、焦点距離は実際の50㎜などの数値をキヤノンなら1.6倍、ニコンなら1.5倍にした焦点距離になっています。カタログなんかだと、フルサイズ換算何ミリ、みたいな書き方がされていることがありますが、例えば50㎜のレンズをAPS-Cのカメラで使う場合は、換算80㎜、という事になります。ややテクニカルなので、実際にお店で覗いてみて、狭いな、広いな、といった感覚、結構望遠になるのでテーブルフォトなんかで使うにはかなり狭いと感じるかもしれません。

その点40㎜の方だと、40×1.6=64㎜となるので、やや広くて使いやすいかもしれません。

24㎜では24×1.6=38.4mmなので、比較的人間の目で見たのと近い感じになります。

 

下のページでは50㎜のレンズと、EOS8000Dという入門者向けのモデルで撮った写真の作例が載っているので参考にしてみてください。

条件を変更すると40㎜、24㎜の方の作例も見られるので、どれが自分好みかで決めてしまっていいかと思います!

個人的には50㎜が一番ボケるので、レンズを買った効果を実感しやすいかなと思います。

photohito.com

 

キヤノンミラーレスカメラの方

キヤノンミラーレスを使っている方は、今のところそんなに選択肢は多くないというのが正直なところ。

実際は多分コレを買うのが正解かと!

22㎜なので、22×1.6=35.2㎜となり、普段使うにはかなりちょうどいい感じです。

薄くて軽いですし、キヤノンの小さめのミラーレスにはよくあってる印象です。

cweb.canon.jp

ニコン一眼レフの方

ニコンの一眼レフの方は、このどちらかかな、と思います。

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G - 概要 | レンズ | ニコンイメージング

AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G - 概要 | レンズ | ニコンイメージング

このほかにもう少し広角よりのものもあるのですが、値段が7、8万円してしまうので、現実的なのはこの二つ。

あとは、予算がもう少し許せばこれもとってもいいレンズです。ちなみにキヤノン用もあるのでそちらもどうぞ!

30mm F1.4 DC HSM | Art | プロダクト | レンズ | SIGMA GLOBAL VISION

個人的には35㎜の方が広角よりでカフェなんかでのテーブルフォトなんかでは使いやすいかなぁと思います。

OlympusPanasonicの方

オリンパスパナソニックのカメラの場合はメーカーが異なってもカメラやレンズの規格が似ているため(マイクロフォーサーズという規格。)、レンズはどちらのメーカーのものでも基本的には使用することが出来ます。

一応おすすめは4本!

 

交換レンズ M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8|オリンパス | 交換レンズ M.ZUIKO PREMIUM | オリンパス

交換レンズ M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 | 交換レンズ M.ZUIKO PREMIUM | オリンパス

 

panasonic.jp

panasonic.jp

マイクロフォーサーズの場合はレンズの実際の焦点距離は2倍になるので、25㎜のものは50㎜、20㎜のものは40㎜、17㎜のものは34㎜、という風になります。

なので、広角よりのテーブルフォトが撮りたい方はオリンパスの17㎜がいいかもしれません。

あとは、正直レンズの作りはPanasonicのものよりオリンパスのものの方がいい印象です。笑

かわりに値段も少し高かったりするので、安い方がいい!という人はパナソニックの方を買うといいかもしれません。笑

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回のまとめとしては、一眼レフっぽい、いいカメラで撮ったような写真を撮るには「単焦点レンズ」を使ってみよう、という事で、各社のおすすめレンズの例、後は作例を見るためのサイトについて書いてみました。

騙されたと思って使ってみてください!写真自体も上手になるし、綺麗なボケが作りやすいので、いい写真が撮れた、という満足感をきっと得られると思います!

自分のカメラの場合はどうだ。。?という疑問質問もあるかと思うので、その場合はコメントに書いていただくか、個別に聞いていただければお答えします!

おそらくFacebook経由で聞いていただくのが一番いいかと思います。

https://www.facebook.com/ryo.ishigami.9

ではでは今日はこの辺で!

読んでいただいてありがとうございました!(^^)/

*1:EF-Sという風にEFの後にSが付いているレンズはフルサイズというもっとセンサーの大きなカメラでは使えません。後々ステップアップでフルサイズを使うかも、っていう人にはEF-Sレンズじゃない方がいいかも?ただまぁそうなったら売ればいいという話なのでそんなに気にしなくてもいいかもしれません。